vrplab ヘルプ

vrplab は配送計画問題(CVRP + 時間枠)を専用に扱うモデル検証用アプリです。 このページでは画面の見方と操作方法をまとめます。

画面の構成

場所内容
ツールバー(上)シナリオの選択・保存・JSON入出力、計算実行、比較・改善過程の再生・デポの開け方の全比較の切替
設定パネル(左)デポ別の車両台数、積載容量・速度・稼働時間、時間枠の厳守/遅刻可、カバー範囲(デポからの最大距離)、デポの開設数の上限・下限、コストの単価(距離・車両・稼働時間・未訪問・遅延)
地図(中央)デポ・配送先・経路の表示と、地図上での直接編集
結果サマリ(右)総距離・使用台数・開設デポ数・未訪問件数などの指標と、車両別ルートの一覧
デポ一覧・配送先一覧(下)デポの名前・車両台数・開設固定費・開設の指定(自動/必ず開く/閉じる)と、配送先の需要量・サービス時間・時間枠のまとめ編集

地図の操作

操作結果
空白をクリックその位置に配送先を追加
Shift を押しながらクリックその位置にデポを追加
ピン(配送先)をドラッグ位置を移動
ピンにマウスを乗せる需要量・時間枠・固定車両をツールチップで確認
ピンをクリック吹き出しで需要量・時間枠・サービス時間を編集
ピンを右クリックその配送先を削除
ピンを車両バッジへドラッグその車両に固定(スライダを動かしても固定は残ります)
デポをドラッグ / クリック / 右クリックデポの移動 / 名前・車両台数・開設固定費の編集 / 削除(最後の1件は削除できません)

計算の実行

配送先やパラメータの編集はすぐに画面へ反映されますが、経路の再計算は ツールバーの「計算実行」ボタンを押したときだけ行われます。 未計算の変更があるときはボタンが強調表示され、右側のサマリにも案内が出ます。

シナリオの選択・保存済みシナリオの読込・JSON読込は「別の問題を開く」操作なので、 これらはボタンを押さずに即座に計算されます。

デポを開くかの指定

どの拠点を開くかは、既定ではソルバが決めます(開設固定費と輸送費の合計が いちばん安くなる組み合わせを選びます)。人が指定したいときは次の2か所を使います。

場所できること
画面下部のデポ一覧の「開設」列 拠点ごとに 自動(ソルバに任せる)/必ず開く/閉じる を選べます
設定パネルの「デポの開設」 開設数の下限(冗長性の要件)と上限(予算の制約)を指定します。0 は「指定なし」です

「必ず開く」「閉じる」を指定していると、設定パネルに 「開設を指定中」と表示され、その下の「指定を解除して自動に戻す」で まとめて解除できます。「デポの開け方を全比較」で開け方を適用したときも この指定として記録されるので、元に戻したいときはここから解除してください。

指定した下限を満たす解が見つからなかった場合は、黙って結果を出さず、 右側のサマリの先頭に警告を表示します。

比較・改善過程の再生

「比較を開く」で現在の状態を「案A」「案B」として保存し、2つの指標差分と地図を並べて見られます (未計算の変更があるときは保存できません)。 「改善過程を再生」では、ソルバが解を少しずつ良くしていく過程を再生できます。

デポの開け方を全比較

通常の「計算実行」は、いくつか試した中で一番良かった1案だけを表示します。 「どの拠点を開くか」をすべて並べて見たいときは、ツールバーの 「デポの開け方を全比較」を使います。開け方の組み合わせを全部試し、 総コストの安い順に表にします。

列意味
総コスト / 最良との差判断に使うのは差額です。「固定費が5,000円増えて輸送費が7,720円減る」のように読みます
デポ開設費 / 輸送費総コストの内訳。拠点を増やすと前者が増え後者が減る、というトレードオフが見えます
精度確定=設定した計算時間で解き直した値/見積り=粗い試算。見積りの行は順位が入れ替わることがあります
この開け方にするその組み合わせを強制開設・強制閉鎖として設定し、解き直します

デポ候補が多いと組み合わせが急激に増えるため、6拠点までに制限しています。 また、強制開設・強制閉鎖や開設数の上下限に反する開け方は表から除き、除いた件数と理由を表示します。 表の金額は打ち切り時間の影響を受けるので、1円単位までは一致しません(目安として読んでください)。

体験版では、JSON保存・書き出し・読込・比較・改善過程の再生・デポの開け方の全比較のボタンが表示されません。
地図上での配送先・デポの編集、プリセット切替、コストの単価や制約の変更は体験版でも制限なく試せます。

ソルバの内部(データモデル・評価関数・近傍探索など)の詳細は 技術資料 を参照してください。

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